どのような見どころがあるのかベルギーGPを紹介します

F1と言えば、日本でも鈴鹿サーキットと富士スピードウェイの2つのサーキットでのレースが思い浮かびます。特に鈴鹿サーキットは、世界でも5本の指に入るほどの有名なサーキットだと言われており、スタンドでのスピードの感じ方や、コース形状等から人気の高いレース場になっています。F1は日本でも大変馴染みのある競技でありますが、F1開催の歴史は、今から約70年前に遡るほど古く、ヨーロッパを中心に世界でも人気のある競技でもあります。その中でもベルギーで開催されているGPの見どころをいくつか挙げていきたいと思います。ベルギーのGPは、スパ・フランコルシャンというコースで開催されています。開催時期は夏の終わりです。ハンガリーの夏は時間帯によっては比較的涼しいため、観戦もしやすいと言えるのではないでしょうか。

スパ・フランコルシャンの特徴について

このコースでの初開催は1925年と、今から約100年も前にも遡ることとなり、かなり歴史があると言えます。その後何度か中断やベルギー国内の別のコースでのGP開催も挟んでいるようですが、1985年以降は毎回スパ・フランコルシャンで行われています。当初は全長が14キロ非常に長いサーキットでありましたが、長い歴史の中で数回のコース改修を受け、現在は当初全長の半分である約7キロに短縮されています。それでもなお、他のサーキットに比べると全長は長いと言われています。コース形状についても、山の中に作られたサーキットであるため、勾配の変化が激しい上に、高速コーナーが多いため走行がとても難しいコースであると有名です。観戦する側としても、非常に見応えのあるコース形状だと言えます。

コース内の見どころや白熱ポイント

F1において、最大の見どころだと言えるのが、順位争いをしている車が、前の車を追い越すシーンです。これを、オーバーテイクと呼びます。オーバーテイクの内容や回数がそのレース全体の魅力を上げると言っても良いでしょう。ベルギーGPが開催されるスパ・フランコルシャンはオーバーテイクが発生しやすいサーキットなのです。これは先に挙げたようなコースの特徴が関係しています。近年のF1はオーバーテイクが少なくなっていることが問題視されていますが、この点は心配ないと言えます。最もオーバーテイクが発生しやすいのが、レ・コームという場所だと言われています。この場所はカーブしているポイントですが、直前は長い直線になっており、オーバーテイクを狙うレーサーは、この直線で全車との距離を縮め、ブレーキングで仕掛けるのです。ここは最大の白熱ポイントですので、観戦の際は見逃さないように注意して下さい。