世界でも人気の高いモータースポーツの1つにF1があります。年間を通して各国でGPが開催されているため世界中にファンが多く、日本国内にも多くのファンがいます。その中でもセーフティーカーの稼働率高く、レースの見どころも多いGPの1つとして知られているのが、ベルギーで開催されるGPです。ベルギーのリエージュ州スパ市郊外にあるサーキット、スパ・フランコルシャンで開催されるベルギーのGPは1924年に初開催され、F1が開催される各国のサーキットの中でも最古のコースの1つでもあります。この伝統あるサーキットで行われるベルギーのGPには、どのような特徴と魅力があるのでしょう。今回は、Fレースの中でも難関といわれているベルギーのGPについてご紹介します。サーキットの特徴やレースの見どころなど、ベルギーのGPの魅力を知って観戦を楽しんでみましょう。
ベルギーのGPにはどのような特徴がある?
ベルギーのGPには、どのような特徴があるのでしょう。ベルギーのGPが開催されるスパ・フランコルシャンは、平均時速240㎞と世界各国で開催されるF1レースの中でも超高速のサーキットになっています。コースの全長7,004mのうち4分の3がフル・スロットルでマシーンが駆け抜けていくため、爽快感のあるレースを楽しむことができます。また、ドライバーの中でも難関と呼ばれるオー・ルージュでは、左・右・左の複合コーナーがあり、ドライバーのテクニックが試されます。このオー・ルージュが難関と呼ばれる理由は複合コーナーだけではなく、最大傾斜度18パーセント、高低差約80mでドライバーの視点の頂点がブラインドになることも挙げられます。またオー・ルージュと同じくらい人気があるプーオンは、ドライバーの華麗なドライビングテクニックを見ることができます。
ベルギーで開催されるGPの魅力とは?
ベルギーのGPが開催されるスパ・フランコルシャンは、周囲を深い木々が覆う緑豊かな立地にあるサーキットです。木々の緑は美しく、レースだけではなく自然を楽しむこともできるサーキットですが、それゆえにレースに影響を及ぼすこともあります。周囲を覆う木々の影響でスパ・フランコルシャンは天気が変化しやすく、その天候の変化は通称スパ・ウェザーと呼ばれています。突然の土砂降りでレースが荒れることも多々あり、それがベルギーのGPの魅力の1つともいえます。また、1周7004kmと各国にあるF1GPの中でも距離のあるサーキットでは、一部のコースには雨が降りエリアが変われば乾いた路面が続くなど、同じサーキット内でも天候の違いを楽しむことができます。このように変化に富んだベルギーのGPは、現地に行って観戦を楽しむことを検討してみてもいいでしょう。